脳へ届く薬。難病治療薬の開発にもつながる新技術。

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薬の開発も技術の進歩に伴い、さまざまな病気に対しての治療が進められています。

しかし、脳に届かせるためには『血液脳関門』を通らないといけない為、薬での治療は困難
なっていました。

今回は、その血液脳関門を通れるような薬が開発されたとのことで、紹介していきます。

血液脳関門

血液脳関門は、脳の機能を維持するために重要な機能の1つです

脳へ異物を運ばせないためにある、バリアのようなものです。

英語での表記は blood-brain barrierとなっています。文字通りバリアの機能を持っているんです。

脳にとって、何が必要かを判断し、異物を排除できる機能を持っています。

この血液脳関門。糖質制限のときに少し話題になりました。

脳のエネルギーとなるグルコース。これは糖質を分解することによって、脳のエネルギーとして使用しています。

糖質制限をするときに、このグルコースが作れない為、脳の機能を維持できなくなるんです。

しかし、体にはエネルギーが枯渇した際にも使えるものがもう一つあります。それがケトン体です。

このケトン体は1型糖尿病の患者さんで、ケトアシドーシスの原因になるなど悪い物質と捉えがちですが。

これも体のエネルギー源として使うことができるんです。

ケトン体はグルコースと同様血液脳関門を通ることができるからですね 。

ケトン体の作用についてはこちらの記事でも書いています。
www.kazu5321.com

脳まで届く薬

www.asahi.com
出典元:朝日デジタル

同社は、血液脳関門が、脳が必要とする物質については通す仕組みを利用して、酵素を運ばせる技術を開発した。動物実験で効果を確認。日本では昨年、治験が始まった。海外では今回が初めてで、米国でも準備中という。
出典元:朝日デジタル

この技術を利用して、脳へ届く薬を開発して行く予定なようです。

難病の家族や知り合いがいる方は、待ち遠しいニュースですよね。動物実験も海外で進んで行くようで、今後の進捗具合が気になります。

今後の展望

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血液脳関門が原因で脳に作用する効果はあるのに、断念された薬が多々あるようです。

その一つが認知症薬。

現在認知症薬で認可されているのは四種類の薬剤(2018年5月30日現在)

アリセプト
レミニール
リバスタッチ
メマリー

以上の4種類です。

詳しくはこちらを参照してください。
認知症薬の概論 | 認知症ねっと

どれも、処方されることで認知症の症状が軽減される方もいます。

しかし、どうしても進行性の病気であるため、ゆるやかにしていく作用しかありません。

関わり方でも認知症の症状は大きく変化していきます。

関連記事>誰でも意識できる認知症との関わり方 – こちゃろぐ

とくにアルツハイマー型認知症などでは、アミロイドβタンパクの蓄積が原因の病気であると言われます。

この蓄積を改善できる薬剤の開発ができれば、アルツハイマー型認知症患者の軽減が図れるかもしれません。

今後認知症患者は、増加すると言われています。

関連記事>歩くだけでもボケ防止に。『社会参加の新しい形』 – こちゃろぐ

特にアルツハイマー型認知症は、全体の5割を占めるので、その患者が減るだけでも認知症の総数はかなり減ってきます。

高齢者ドライバーの問題もありますから、新薬の開発に期待です。

なにより大事なのは予防。

皆さん運動と健康習慣の見直しをしていきましょう!

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