認知症の治療に新しい選択肢。血管機能の改善と脳機能の関連。

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脳はさまざまな機能が統合されて働いています。

意識できるもの、無意識のうちに働いているもの。たくさんの機能があります。

ひと昔前までは、脳の一部しか使っていない。こういった考えがありましたが、結構いろんな部位を脳は使っているものです。

その機能が表面化されているか、されていないのかの違いだけなんです。

今回は、脳の病気の一つの認知症についての書いていきます。

脳の機能

脳の機能は部位ごとにさまざまな機能を持っています。

それぞれの部位で異なった機能を持ちつつ、お互いに情報のやりとりをしながら、機能しています。

いわゆる多感覚統合というのも、脳を機能させる重要な働きの一つ。

多感覚統合 脳科学の発展 – こちゃろぐ

単一の部位のみでの働きではうまく出力が行えず、それぞれの部位が助け合って機能している状態です。

そのため、脳梗塞になった際にも実際に障害されていない部位の機能が障害されることもあります。

いわゆる解離性機能障害というものですね。

これは、前述したように多くの機能がある脳が、それぞれを助け合って機能しているからこその障害です。

脳の機能には血流量が関連している

脳血流量がわかる脳血流量シンチグラフィというものがあります。

これは、実際に働いている脳の血流量を調べるものです。

うつ病の方や認知症の診断に使用されたりしますが、要するに脳が機能するには血流量が大事というわけです。

これは、筋肉や皮膚などの組織と同様の考えです。

血流があることによって、栄養の補給、老廃物の代謝などが起こるわけですから、血流が滞っていては、うまく機能しないのは当然です。

そのため、現在は実際の脳血流量をみて、うまく脳が機能しているかどうかを判断するわけです。

脳細胞が増える? 脳細胞は減るだけじゃない。 『注目ニュースと脳細胞に良い習慣3つ!』 – こちゃろぐ

血管機能が大事

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スロートレーニング でも書いた、内皮血管の機能について。

この内皮血管は血管の柔軟性においてとても重要です。

特に動脈硬化は、この内皮血管の機能が低下するわけで、その機能はとても重要視されています。

血流量が増大した時に、血管に負担をかけないようにする拡張反応があります。

それが内皮依存性血管弛緩反応です。

この機能があることで、必要な組織に血流量が増えても血管に過度な負担がかからないようになるわけです。

腸内細菌の機能と動脈硬化

最近では、腸内細菌と動脈硬化との関連についても研究されています。

腸内の環境で、動脈硬化が起こるかどうかが決まるわけですから、食事については注意していきたいですよね。

腸内細菌の以外な関連性が明らかに。健康は腸から整える! – こちゃろぐ

おすすめは、簡単な断食です。

1日のうち少量の食事を意識するか一食抜いてみることです。

食べるのが大好きな人で食事を抜くのが辛い人は、ナッツ類を少しつまむのがおすすめ。

必須脂肪酸の摂取にもつながり、エネルギー効率の改善や血管機能の改善にもつながります。

認知症治療の可能性

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東北大学の研究グループからこういった報告がでていました。

東北大学の研究グループは、軽度アルツハイマー型認知症に対する低出力パルス波超音波(LIPUS)の有効性に関する探索的医師主導治験を今月(2018年6月)から開始した。LIPUSには血管内皮機能を修復・改善することが分かっており、脳内の血管内皮機能を改善することで認知機能低下を予防する機序を想定している。
出典元:認知症への超音波治療、治験を開始|医療ニュース|Medical Tribune

認知症と関連するのは脳血流量です。それに影響されるのは血管内皮の機能。

その血管内皮機能の改善が期待できるわけですから、こういった報告は認知症患者を減らすことに大きく寄与してきそうですね。

認知症は、その人だけでなく周囲の人にも多くの影響を与えます。

そして、その対応は個別性が求められ、その対応には正解がないものであるとも感じています。

認知症の対応

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認知症は、鑑別診断され分類別に表されます

しかし、認知症に対する対応は一貫したものはありません。

むしろ、人と接する中で同じ対応で良い事はないのと一緒なので、同じ疾患でも対応が異なるのは当然だと言えるでしょう。

私が入職して認知症対応に困って読んだ本がこれ。

認知症の対応に関してはさまざまな本がでているので、いろんなものを参考にするといいと思います。

また、良い考えや体験談があれば、ぜひシェアしていきましょう。

最後までありがとうございました。

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