脳細胞の可能性。神経の栄養は運動によって得られる。


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脳細胞には、『ニューロン』と『グリア細胞』があります。

ニューロンに関しては、情報処理や伝達を行うのですが、グリア細胞の機能にも注目が集まっています。

割合でいうとグリア細胞の方が多い為、その機能についても重要視されてきています。

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グリア細胞とは

グリア細胞は、神経細胞とほかにもう一つの脳細胞のことです。

神経細胞を支えたり、神経伝達を補助することが知られています。

グリア細胞の数は、神経細胞の10倍とも言われており、脳細胞のなかでかなりの数を占める細胞なんです。

最近は、このグリア細胞から栄養因子を出すことが知られており、特に注目されています。

この栄養因子は運動でも出現することが分かっており、脳機能が運動によっていかに改善するかを説明する一つの理由にもなっています。

運動効果、脳細胞は増える?

運動による効果についてはこちらでも書いています。

運動すると頭が良くなる? 文武両道は理想的。『有酸素運動』を始めよう。 – こちゃろぐ

運動量が増えることでも、神経伝達効率の改善が期待できますが、それ以外にも注目されているのが、脳細胞由来神経栄養因子。

また、グリア細胞からでるのが、グリア細胞由来神経栄養因子です。

このグリア細胞由来神経栄養因子は、運動によって発現量がふえてくると言われており、その発言によって神経の保護や修復をすることが知られています

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うつ病治療薬とグリア細胞

高齢になっても脳細胞が増えることは、最近でも話題になっています。

しかし、報告を見ると海馬領域のものが多くほかの部位についての報告は、確認していません。

脳細胞が増える? 脳細胞は減るだけじゃない。 『注目ニュースと脳細胞に良い習慣3つ!』 – こちゃろぐ

今回は、脳細胞とうつ病治療薬との関連性についてのニュースがあったので共有します。

このうつ病治療薬は、幸せホルモンというセロトニンの量を脳内で増やすことで、治療を行います。

セロトニンが増えることで幸福感がまし、うつ病における気分の落ち込みの改善をしようというわけです。

グリア細胞の反応

今回の報告はこう書いてあります。

フルオキセチンはアストロサイトに作用すると、VNUT[4]と呼ばれる輸送体を介した機序によりATP[5]の細胞外への放出を促進しました。ATPやその分解産物であるアデノシン[6]は、さらにアストロサイトのATP受容体[7]やアデノシン受容体[8]に作用することで、BDNF[9]の発現を亢進させました。
出典元:うつ病治療薬はグリア細胞に作用して治療効果を発揮することを発見 –うつ病の新規創薬に期待– – 生理学研究所

セロトニンの脳内の濃度の他にもこういった結果が、うつ病治療薬の効果として現れていることが示唆されています。

とても面白い報告だと思います。

特に脳細胞由来神経栄養因子(BDNF)は加齢に伴い低下し、グリア細胞由来神経栄養因子が増えてくることも報告されているので、BDNFの増加はとても価値のある発見だと思います。

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