理学療法士監修】Unitree PUMP MAX (70kg) 徹底レビュー!KENSUIKAKUと融合させた「自宅ジム最適解」を解剖学的に解説

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導入 (Introduction)

自宅トレーニングの質にお悩みではありませんか? 「ダンベルでは負荷が足りない」「場所を取るマシンは置けない」「重力に依存した負荷では限界を感じる」……。

理学療法士であり、トレーナーとしても活動する私(古茶)も、かつては同じ悩みを抱えていました。 しかし、**「Unitree PUMP MAX(最大負荷70kgモデル)」「KENSUIKAKU(懸垂閣)」**を組み合わせたシステムを構築したことで、その悩みは過去のものとなりました。

本記事では、流行りの「MAXPRO」や「通常版Unitree PUMP(20kg)」ではなく、あえて70kgの高負荷モデルを選んだ理由と、それを理学療法士の視点でどう使いこなすべきか、解剖学・運動学的な根拠に基づいて徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたの自宅ジムに対する概念が「重りを持ち上げる場所」から「科学的に筋肉を刺激するラボ」へと変わっているはずです。


一般論の否定 (The Antithesis):なぜ「ダンベル」や「ゴムチューブ」だけでは不十分なのか?

「重力」の呪縛と「慣性」の罠

従来のフリーウェイト(ダンベルやバーベル)は素晴らしいツールですが、最大の弱点は**「重力方向にしか負荷がかからない」**ことです。 例えば、立った状態でダンベルを持って腕を前に出しても、大胸筋には負荷がかかりません(肩の筋肉で支えているだけです)。

また、ゴムチューブは「伸びれば伸びるほど重くなる」という特性上、動作の初動(筋肉が伸びている一番重要な局面)で負荷がスカスカになりがちです。

「70kg」という数字の意味

「自宅なら20kgあれば十分」という意見もありますが、運動学的に見れば下半身の大筋群(大臀筋や大腿四頭筋)にとって20kgはウォーミングアップレベルです。 本気で身体を変える、あるいはリハビリであっても「過負荷の原則(Overload principle)」に従うならば、70kgというスペックは「オーバースペック」ではなく「必須スペック」なのです。


【最重要】メカニズムの徹底解剖 (Deep Dive)

ここからは、なぜUnitree PUMP MAXが理学療法士的に「推せる」のか、そのメカニズムを深掘りします。

1. モーター抵抗が生み出す「Constant Tension(持続的緊張)」

このマシンの最大の特徴は、モーターによる電気的な抵抗です。 物理的なウェイトスタック(重り)の場合、勢いよく持ち上げると「慣性」が働き、一瞬フワッと負荷が抜ける瞬間があります。 しかし、Unitree PUMP MAXのモーター抵抗は、動作の最初から最後まで、筋肉に均一なテンション(張力)をかけ続けることが可能です。

解剖学的に言えば、筋繊維の動員率(Motor Unit Recruitment)を常に高い状態で維持できるため、短時間で効率的な刺激を入れることができます。

2. 「エキセントリック収縮」を自在に操る

筋肥大や腱の強化において最も重要とされるのが**「エキセントリック収縮(伸張性収縮)」**、つまり筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する局面です。

Unitree PUMP MAXはアプリ設定で「引くときは20kg、戻すときは30kg」といった**エキセントリック・オーバーロード(伸張性過負荷)**をかけることが可能です。 これは通常のダンベルでは不可能な芸当であり、リハビリテーションの分野でも「遠心性収縮」として腱障害の治療などに用いられる非常に有効な手段です。

3. KENSUIKAKU(懸垂閣)との「構造的」な相性

高負荷(70kg)を扱う際、最大の問題は「マシンの固定」です。 ドアアンカーではドアが壊れるリスクがあり、軽量なラックでは本体ごと倒れてしまいます。

そこで私が採用しているのが**「KENSUIKAKU」**です。 この堅牢なフレームにUnitree PUMP MAXを固定することで、以下のメリットが生まれます。

  • ベクトルの自由度: 上から、下から、横から。あらゆる角度(ベクトル)から負荷をかけられるため、解剖学的に正しい走行に沿って筋肉を収縮させることができます。


  • 安全性の確保: 70kgで引いてもビクともしない剛性が、心理的な安心感を生み、限界までのトレーニングを可能にします。



セルフチェック (Self-Screening):あなたは導入すべきか?

購入を迷っている方は、以下の項目をチェックしてください。

  • [ ] 自宅に「KENSUIKAKU」やパワーラックなど、強固な固定場所を確保できる。


  • [ ] スクワットやデッドリフトなど、下半身トレーニングも行いたい(20kgでは不足する)。


  • [ ] 最新のガジェット設定やファームウェア更新に抵抗がない。


  • [ ] 「VBT(速度基準トレーニング)」にはこだわらない。


    • ※重要: 高負荷設定で爆発的(ハイスピード)に引くと、モーターの制御が追いつかず負荷が抜けることがあります。パワートレーニング重視の方は注意が必要です。



パルク式解決策 (The Solution):理学療法士が実践する活用術

私が経営する整体サロンや自身のトレーニングで実践している、具体的な活用フェーズを紹介します。

Phase 1: 緩める(Mobilization)

低負荷(3-5kg)設定で使用します。 肩関節の回旋運動(カフ・エクササイズ)や、肩甲骨のプロトラクション/リトラクションを、一定のテンションをかけながら行います。 ゴムチューブとは違い、初動から抵抗がかかるため、インナーマッスルの促通(Activation)に最適です。

Phase 2: 整える(Alignment)

15-20kg程度の中負荷で、正しいフォーム(アライメント)を意識した動作を行います。 KENSUIKAKUの高さを調整し、例えば「広背筋の下部繊維」を狙うなら、斜め上からの軌道で引くなど、筋肉の走行に合わせた微調整を行います。

Phase 3: 鍛える(Strengthening)

ここがMAXモデルの真骨頂です。 コンセントリック(短縮)よりもエキセントリック(伸張)の負荷を1.2倍〜1.5倍に設定し、**「ゆっくり戻す」**動作を徹底します。 この刺激は、筋肉に微細な損傷を与え、強力な修復(超回復)を促します。


【有料級】セルフケア・マニュアル (Action Plan)

Unitree PUMP MAX × KENSUIKAKU を使った、私のおすすめルーティンの一部を公開します。

① スタンディング・チェストプレス(大胸筋)

  • 設定: スタンダードモード / 負荷 20kg〜 / エキセントリック比率 120%

  • 固定位置: KENSUIKAKUの胸の高さ

  • 動作: 立位でハンドルを持ち、前に押し出す。戻す時は4秒かけてゆっくり戻す。

  • PTの視点: 立位で行うことで、体幹(Core)の安定性も同時に養えます。


② ワンハンド・ラットプルダウン(広背筋)

  • 設定: スタンダードモード / 負荷 30kg〜

  • 固定位置: KENSUIKAKU 最上部(バーの使用上プーリーを使用します。)

  • 動作: 片膝立ちになり、肘を骨盤に引き寄せるように引く。

  • PTの視点: 片手で行うことで、脊柱の側屈を防ぎ、広背筋を最大収縮させやすくなります。


③ ベルスクワット(下半身全体)

  • 設定: 負荷 40kg〜70kg(左右合計)

  • 固定位置: KENSUIKAKUの最下部

  • 動作: 専用ベルトを腰に巻き、スクワットを行う。

  • PTの視点: 腰への負担(脊柱への圧縮応力)を減らしつつ、脚だけに強烈な負荷をかけられます。腰痛持ちの方にも推奨できる方法です。



よくある質問 (FAQ)

Q1. MAXPROと比べてどうですか?

A. 最大の違いは「エキセントリック負荷」と「設置の自由度」です。 MAXPROは床置きでの安定性が高いですが、UnitreeはKENSUIKAKUのようなラックに取り付けてこそ輝きます。また、MAXPROは構造上エキセントリック負荷がかけにくい(戻す時に負荷が抜ける設定が多い)ですが、Unitreeはそこを強化できます。 詳しくは以下の比較記事をご覧ください。

▼あわせて読みたい:【理学療法士が比較】MAXPRO vs Unitree PUMP MAX|自宅ジム最強はどっち? [nlink url=”https://kazu5321.com/%e3%80%90%e7%90%86%e5%ad%a6%e7%99%82%e6%b3%95%e5%a3%ab%e3%81%8c%e6%af%94%e8%bc%83%e3%80%91maxpro-vs-unitree-pump-max%ef%bd%9c%e8%87%aa%e5%ae%85%e3%82%b8%e3%83%a0%e6%9c%80%e5%bc%b7%e3%81%af%e3%81%a9/4358/“]

Q2. 音はうるさいですか?

A. モーター音(ウィーンという機械音)はしますが、物理的なウェイトがガチャンとぶつかる音はしません。集合住宅でも夜間に使用可能なレベルです。

Q3. アプリの接続は面倒ですか?

A. 初回のみファームウェア更新などで時間がかかりますが、設定後は付属のリモコンボタン一つで負荷のオンオフが可能です。スマホを毎回開く必要はありません。

Q4. 70kgも必要ですか?

A. 上半身だけならオーバースペックかもしれませんが、デッドリフトやスクワットなど、全身の代謝を高める大筋群のトレーニングには必須の負荷量です。

Q5. 故障した時のサポートは?

A. 海外製品(Kickstarter発)のため、国内の大手メーカーのような即日サポートは期待できません。しかし、構造がシンプルであるため、物理的な故障は少ない印象です。ソフトウェアのバグはアップデートで改善される傾向にあります。


まとめ・行動喚起 (Conclusion & CTA)

Unitree PUMP MAXは、単なる筋トレ器具ではなく、**「自宅を最先端のバイオメカニクス・ラボに変えるデバイス」**です。

特にKENSUIKAKUをお持ちの方、あるいはこれから自宅に強固なトレーニングスペースを作りたい方にとって、この組み合わせは**スペース効率とトレーニング効果を最大化する「最適解」**と言えるでしょう。

「重力に縛られないトレーニング」で、効率的に理想の身体を手に入れませんか?

もし、具体的な使用方法や、あなたの身体の状態に合わせたメニュー作成に興味があれば、ぜひ私のサロンにご相談ください。機器の特性を理解した理学療法士が、あなただけのプログラムを提案します。


 手のひらサイズの設置面積。超省スペースの懸垂マシン『KENSUI kaku』


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