首を鳴らすクセは危険?パキパキ鳴る理由と理学療法士が教える改善法
「首を回すといつもパキパキと音がする」
「自分で首を鳴らすとスッキリするけれど、体に悪くないか心配」
「最近、首を鳴らさないと落ち着かないほど張っている」
首のパキパキ音(クラッキング)は、日常生活の中でついやってしまいがちな習慣ですが、実は首には脳へつながる大事な血管や神経が密集しています。無意識に、あるいは意図的に首を鳴らし続けることは、将来的に深刻なトラブルを引き起こすリスクを孕んでいます。
本記事では、理学療法士の視点から、首が鳴るメカニズムとその危険性、そして鳴らさなくてもスッキリする「根本的な解決策」を詳しく解説します。
—
スポンサードサーチ
1. なぜ首を鳴らすと「パキッ」と音がするのか?
多くの人が「骨がこすれている音」と思いがちですが、実は少し違います。
音の正体は「気泡」の破裂
関節は「関節包」という袋に包まれており、中には潤滑油の役割を果たす滑液が入っています。首を急激に曲げたりひねったりして関節に圧力がかかると、滑液の中に気泡が生じます。その気泡が弾ける瞬間の衝撃音が、あの「パキッ」という音の正体です(キャビテーション現象)。
なぜスッキリした感じがするのか?
音と同時に、一時的に関節の可動域が広がったり、エンドルフィンという快感物質が脳から分泌されたりするため、スッキリした感覚を覚えます。しかし、これは根本的な解決ではなく、一時的な麻痺に近い状態です。
2. 首を鳴らす習慣に関するよくある質問(FAQ)
首のパキパキ音に関して、よくいただく質問に理学療法士がお答えします。
Q:自分で首を鳴らすのは本当に危険ですか?
A: 非常に危険です。首の骨の中を通る「椎骨動脈」に傷がつくと、脳梗塞の原因になる(椎骨動脈解離)という報告もあります。また、日常的に鳴らしていると、関節を支える靭帯が緩み、逆に首が不安定になってさらなる凝りや痛みを招きます。
Q:勝手に鳴ってしまう場合はどうすればいいですか?
A: ゆっくり首を回した時に自然に鳴ってしまう程度であれば、過度な心配は不要です。ただし、それが頻繁に起こる場合は、首の姿勢が崩れて特定の関節に負担が集中している証拠です。
Q:整体での「ポキポキ」施術は受けても大丈夫?
A: 専門知識のない施術者による急激な矯正は避けるべきです。厚生労働省からも、頸椎に対する急激な回転伸展操作は危険であるとして注意喚起がなされています。ソフトな調整を行う信頼できる専門家を選びましょう。
—
3. 「首を鳴らしたい!」という衝動を抑える根本対策
首を鳴らしたくなるのは、首の深層にある筋肉が緊張し、血流が滞っているからです。以下の対策で「鳴らさなくていい首」を作りましょう。
対策①:肋骨(胸郭)を広げる
首の動きは、土台である胸郭の状態に左右されます。猫背で胸が閉じていると、首だけで頭を支えなければならず、関節が詰まって音が鳴りやすくなります。深呼吸とともに胸を広げるストレッチが非常に有効です。
対策②:後頭部のマッサージ
首を直接鳴らすのではなく、後頭部の生え際(後頭下筋群)を指の腹で優しく円を描くようにほぐしてください。ここは首の動きと目の動きを司る重要なポイントで、ここが緩むと首の可動域が自然に広がります。
対策③:顎を引き、視線を上げる
スマホやPCを見ているときの「ストレートネック」が最大の敵です。頭のてっぺんが糸で吊るされているイメージで、軽く顎を引くだけで、首の関節への負荷は数分の一に減ります。
4. 最後に:首のサインを無視しないで
「パキパキ」という音は、あなたの体からの「首の負担が限界です!」というsosかもしれません。
一時的な快感のために将来のリスクを冒すのではなく、正しく体を整えることで、重だるさから解放される日々を手に入れましょう。
⚠️ こんな症状はすぐに専門医へ
首を鳴らした後に「腕にしびれが出る」「めまいがする」「強い痛みがある」場合は、神経や血管を痛めている可能性があります。すぐに整形外科等の医療機関を受診してください。
—
💡 根本から首を整えたい方へ
サロンパルクでは、バキバキしない優しい手技と姿勢指導で、首の不調を根本からサポートします。






コメントを残す