「たかが捻挫」と放置した代償
(※当サロンによくある相談ケースです)
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主訴: 最近、長時間歩くと足首の外側が痛む。膝や腰も痛くなってきた。
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既往歴: 学生時代にバスケで何度も捻挫をしたが、病院には行かず湿布で治していた。
「骨には異常ありません」 病院でそう言われると安心しますが、実は骨折よりも厄介なのが**「靭帯(じんたい)のゆるみ」**です。
医学的には**「慢性足関節不安定症(CAI)」**と呼ばれ、一度伸びてしまった靭帯は、ゴムが伸びきったパンツのように、二度と元には戻りません。
1. 脳が「足の位置」を見失っている
靭帯の中には、メカノレセプターという**「センサー」**が含まれています。 「今、足が傾いているぞ!」と脳に教える役割です。
捻挫を放置すると、このセンサーが壊れたままになります。 すると、脳は足首がどの角度にあるか分からなくなり、着地のたびに微妙にズレて、関節軟骨を削り続けます。 これが、数年後の痛みの正体です。
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参考文献: Gribble PA, et al. (2014). Selection criteria for patients with chronic ankle instability in controlled research.
2. 足首のサボりを「お尻」がカバーしている
さらに恐ろしいのは連鎖です。 グラグラの足首を安定させるために、無意識に**「太ももの外側」や「腰」**に過剰な力を入れて固めるようになります。 「足首が悪かったのに、なぜか腰痛になった」という原因はここにあります。
3. パルクの提案:センサーを修理する
伸びた靭帯は戻りませんが、筋肉でカバーすることは可能です。 当サロンでは、単なる筋トレではなく、**「センサーの再教育(固有受容感覚トレーニング)」**を行います。
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バランスパッド: 不安定な足場で立ち、脳に情報を送る訓練。
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腓骨筋(ひこつきん)の強化: 捻挫を防ぐための「外側の壁」となる筋肉を鍛える。
「昔の古傷だから」と諦める前に、理学療法士による機能評価を受けてみませんか? 足元が安定すると、全身が驚くほど軽くなります。
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