1. 導入:あなたの背中、鉄板が入っていませんか?
こんにちは、袖ケ浦整体サロンパルクの古茶です。
「肩が重くて、頭痛までしてくる」 「美容院で『指が入らないくらい硬いですね』と驚かれる」 「背中に常に何かが乗っているような感覚がある」
もしあなたが、毎週のようにマッサージに通い、強い力でグイグイ揉んでもらっているのに、翌日にはもう元通り…という生活を送っているなら、アプローチの場所が間違っています。
あなたの肩こりが治らない最大の理由。 それは、**「肩甲骨が肋骨にへばりついて、化石のように動かなくなっているから」**です。
2. 一般論の否定:なぜ「揉む」と逆効果なのか
「硬いところを揉めば柔らかくなる」 これは半分正解で、半分間違いです。
特に肩の上にある「僧帽筋(そうぼうきん)」は、肩甲骨を吊り下げている筋肉です。 ここを強く揉みすぎると、筋肉の繊維が微細に損傷し、修復する過程でさらに硬くなる**「揉み返し(筋硬結)」のリスクがあります。 必要なのは、筋肉を潰すことではなく、「骨(肩甲骨)を動かすこと」**なのです。
3. 【最重要】メカニズム徹底解剖:肩甲骨の「埋没」問題
ここからは解剖学的な視点で、あなたの背中で何が起きているのかを解説します。
① 肩甲骨は「浮いている」のが正常 実は、肩甲骨は胴体(肋骨)と直接関節を作っていません。 「肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)」と呼ばれますが、これは骨同士の結合ではなく、筋肉の上に浮いている構造をしています。 本来であれば、背中を滑るように上下左右に大きく動くはずなのです。
② 癒着の犯人:「前鋸筋」と「菱形筋」 しかし、猫背やデスクワークで腕を前に出した姿勢が続くと、肩甲骨と肋骨の間にある**「前鋸筋(ぜんきょきん)」や「菱形筋(りょうけいきん)」**という筋肉が、滑走性を失います。 これらは、長期間動かさないことで、錆びたチェーンのようにベトベトに癒着し、肩甲骨を背中に縫い付けてしまいます。
③ 血流不足と発痛物質 動かない筋肉はポンプ作用が働かないため、血流が滞ります。 すると、ブラジキニンなどの発痛物質が蓄積し、脳に「重だるい痛み」として信号を送り続けます。 これが、揉んでも消えない肩こりの正体です。
4. セルフチェック:あなたの肩甲骨は生きていますか?
背中で手を組めますか?(左右差はどうですか?)
鏡の前で「前にならえ」をして、そのまま万歳をします。耳の横まで腕がつきますか?
壁に背中をつけて立ちます。手のひらを上に向けて、腕を壁につけたまま上げていきます。途中で腰が反ったり、腕が浮いたりしませんか?
もしこれらがスムーズにできない場合、肩甲骨はかなり重度な「埋没状態」にあります。
5. パルク式解決策:埋まった骨を掘り起こす
当サロンでは、肩を揉むのではなく、以下の手順で肩甲骨を「剥がし」ます。
① 肋骨のリリース 肩甲骨が乗っている土台(肋骨)が硬ければ、上は動きません。まずは呼吸に合わせて肋骨の動きを出します。
② 肩甲骨の裏側へのアプローチ 理学療法士の手技で、肩甲骨の外側縁や内側縁から指を潜り込ませ、裏側で癒着している前鋸筋や肩甲下筋を直接リリースします。 「背中の奥を触られている!」という不思議な感覚になります。
③ 上方回旋の誘導 肩甲骨が正しく回転するように、運動学習を行います。これにより、ただ緩めるだけでなく「使える肩甲骨」を作ります。
6. 【有料級】セルフケア・マニュアル
硬まった肩甲骨を動かす「エルボーサークル」です。
両手の指先を、それぞれの肩に置きます(肘を曲げた状態)。
その状態で、肘で空中に大きな円を描くように回します。
ポイント:
前回しよりも**「後ろ回し」**を重視してください。
肘が一番下に来た時に、脱力せず、肩甲骨を下げきる意識を持ちます。
肘が一番後ろに来た時に、左右の肩甲骨で背骨を挟むように寄せます。
ゴリゴリと音がするかもしれませんが、痛みがない範囲で10回×3セット行います。
7. よくある質問 (FAQ)
Q1. 「肩甲骨はがし」って痛いですか? A. 癒着が強い場合、最初は皮膚が突っ張るような痛みを感じることがありますが、激痛ではありません。徐々に指が入るようになると、心地よい感覚に変わっていきます。
Q2. 頭痛も治りますか? A. 肩こり由来の「緊張型頭痛」であれば、首や肩の筋肉の緊張が緩むことで、改善するケースが非常に多いです。
Q3. 四十肩・五十肩でもやっていいですか? A. 炎症期(夜も眠れないほど痛い時期)は避けてください。拘縮期(痛みは引いたが動かない時期)に入ったら、むしろ積極的に動かさないと固まってしまうため、非常に有効です。
Q4. 猫背矯正ベルトは効果がありますか? A. 一時的に姿勢を意識づけするには良いですが、筋肉がサボってしまうため、長期間の常用はお勧めしません。自前の筋肉(菱形筋など)で支えられるようになるのが最終目標です。
Q5. デスクワーク中にできることはありますか? A. 1時間に1回、トイレに立つついでに大きく伸びをしたり、上記のエルボーサークルを行うだけで、癒着の進行をかなり防げます。「固まる時間を作らない」ことが重要です。
8. まとめ・行動喚起
「私の肩こりは一生治らない」と諦めていませんか? 肩甲骨は、正しく手入れをすれば必ず動くようになります。
背中に羽が生えたような軽さを、もう一度取り戻しましょう。 理学療法士が、あなたの埋まった肩甲骨を丁寧に発掘します。
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