羊を数える前に「頭」を冷やせ
こんにちは、袖ケ浦整体サロンパルクの古茶です。 「疲れているはずなのに、布団に入っても目が冴えて眠れない」 「夜中に何度も目が覚めてしまう」
当サロンに来られる患者様からも、こうした睡眠の悩みをよく伺います。 実は、スムーズな入眠を妨げている最大の原因は、**「脳の温度(脳温)が下がっていないこと」**にあるかもしれません。
今回は、昔から言われる「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」の医学的な正体と、理学療法士が推奨する睡眠環境の作り方について解説します。
1. 脳は「冷える」とシャットダウンする
人間が眠くなる時、体内ではダイナミックな温度変化が起きています。 医学的には、「深部体温(脳や内臓の温度)」が急激に下がることで、脳が休息モード(ノンレム睡眠)に入ることが分かっています*1)。
逆に言えば、考え事をしたり、スマホを見たりして脳が興奮し、頭に熱がこもっている状態では、いくら体を横にしても脳は「起きろ!」と命令を出し続けます。 最新の研究でも、頭部を適切に冷却することで、不眠症患者の入眠潜時(寝付くまでの時間)が短縮され、睡眠効率が上がることが報告されています*2)。
2. 「ただの保冷剤」ではダメな理由
「じゃあ、氷枕で冷やせばいいの?」 そう思うかもしれませんが、それはおすすめしません。 氷のように冷たすぎる刺激は、逆に交感神経を刺激して覚醒させてしまう上に、結露で寝具を濡らしてしまいます。
重要なのは、**「心地よいひんやり感」が朝まで続くことです。 そこで私が注目しているのが、「六角脳枕」**のような冷却ジェルを搭載した機能性枕です。
この枕の最大の特徴は、独自の冷却素材が**「睡眠に最適な温度」**をキープしてくれる点です。 物理的に脳の熱を奪うことで、強制的に「おやすみモード」へとスイッチを入れてくれます。
3. 「揺らぎ」が呼吸を整える
また、睡眠の質には「呼吸」も深く関わっています。 人間は寝ている間、20〜30回の寝返りを打ちますが、この枕は独自の六角形構造(Wの揺らぎ構造)により、どんなに寝返りを打っても気道を確保し、呼吸を楽にする設計になっています。
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頭寒: 冷却ジェルで脳を休ませる。
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足熱: 脳が休まることで、手足の血管が拡張してポカポカ温まる。
まさに医学的に理にかなった構造と言えます。
4. まとめ:睡眠は「能力」ではなく「環境」
「私は不眠症だから」と諦める前に、まずは物理的に**「脳の熱」**を取ってみてください。 睡眠の質が変われば、翌朝の腰の軽さ、仕事のパフォーマンス、全てが変わります。
「毎日の睡眠」という人生の3分の1の時間への投資は、決して無駄にはなりません。
【主な参考文献】 1) Krauchi K, et al. Functional link between distal vasodilation and sleep-onset latency? Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 2000. 2) Nofzinger EA, et al. Efficacy of a forehead cooling device for treatment of primary insomnia: A randomized clinical trial. Sleep. 2011.






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