背中を鍛えれば猫背は治る?大間違いです
こんにちは、理学療法士トレーナーの古茶です。 「猫背だから、背中の筋肉をつけなきゃ!」 そう思って、ジムでラットプルダウン(上からバーを引くマシン)や、懸垂を頑張っていませんか?
その努力、素晴らしいですが…もしあなたの目的が「姿勢改善」なら、種目選びを間違えている可能性が高いです。 実は、背中の大きな筋肉である「広背筋(こうはいきん)」を鍛えすぎると、かえって猫背と巻き肩が悪化するという解剖学的なパラドックスがあるのです。
1. 広背筋は「腕を内側にねじる」筋肉
広背筋は、背中についている筋肉ですが、停止部(ゴールの場所)は腕の骨の前側です。 解剖学書を開くと分かりますが、広背筋の主な作用の一つに**「上腕骨の内旋(腕を内側にねじる)」**があります。
つまり、広背筋をガンガン鍛えて硬くすると、腕が内側にねじられ、肩が前に巻き込まれてしまうのです。 ボディビルダーの方が、胸を張っているのに肩が少し前に丸まっているのは、この筋肉が発達しすぎているためでもあります。
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参考文献: Neumann DA. (2010). Kinesiology of the Musculoskeletal System.
2. 鍛えるべきは「背中の真ん中」
猫背を治すために本当に鍛えるべきは、広背筋ではなく、肩甲骨を背骨に引き寄せる**「菱形筋(りょうけいきん)」や、背すじを伸ばす「僧帽筋下部(そうぼうきんかぶ)」**です。
これらは、腕をねじらずに胸を開く作用があります。
3. パルク式:正しい「引く」動作
当サロンのパーソナルトレーニングでは、同じ「引く」動作でも、効かせる場所を明確に区別します。
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NG: 脇を締めてガシガシ引く → 巻き肩が悪化
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OK: 肩甲骨を寄せ、胸を開きながら引く(フェイスプルやローイング) → 姿勢改善
「背筋をやっているのに姿勢が良くならない」 そんな方は、一度理学療法士のフォームチェックを受けてみませんか? 鍛える場所を数センチ変えるだけで、シルエットは劇的に変わります。
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