スポンサードサーチ
導入 (Introduction)
マラソン大会を目指して練習しているランナーや、部活動に励む学生アスリートの皆さん。
こんな症状に悩まされていませんか?
- 「5km過ぎたあたりから、膝の外側がズキズキ痛む(腸脛靭帯炎)」
- 「着地のたびに、膝のお皿の周りが痛い(膝蓋大腿関節症)」
- 「スクワットをすると膝が内側に入ってしまう」
「走りすぎかな?」と練習を休んでも、走り出すとまた痛くなる。
それは、あなたの「着地フォーム」に構造的な欠陥(バグ)があるからです。
そのバグの名前は、「Knee-in Toe-out(ニーイン・トゥアウト)」。
そして、このバグを引き起こしている真犯人は、膝ではなく「お尻(中殿筋)」のサボり癖です。
今回は、ランナーの膝を守るための「中殿筋の鍛え方」を、スポーツ理学療法の視点から解説します。
一般論の否定 (The Antithesis)
「太ももの筋トレ」ばかりしていませんか?
膝が痛いというと、多くの人が「太ももの前(大腿四頭筋)を鍛えなさい」と指導されます。
確かに、大腿四頭筋は重要です。膝の衝撃吸収材ですから。
しかし、ニーイン(膝の内倒れ)を止める力は、大腿四頭筋にはありません。
大腿四頭筋は、あくまで「膝を伸ばす」筋肉です。横揺れ(ブレ)には無力なのです。
膝の横ブレを制するのは、骨盤の横についている「中殿筋(ちゅうでんきん)」です。
ここが弱いまま太ももだけを鍛えても、ブレる方向(内側)に強く踏み込んでしまうだけで、かえって痛みを悪化させることすらあります。
【最重要】メカニズムの徹底解剖 (Deep Dive)
恐怖の「Knee-in(ニーイン)」とは?

この図を見てください。
着地した瞬間、またはスクワットでしゃがんだ瞬間に、膝が内側に入り(Knee-in)、つま先が外側を向く(Toe-out)現象。これがニーインです。
この状態になると、膝関節には強烈な「ねじれ」のストレスがかかります。
雑巾絞りをイメージしてください。膝の中で、靭帯や半月板が雑巾のようにねじ切られようとしています。
これを数千回、数万回繰り返すのがランニングです。痛くならない方が不思議ですよね?
中殿筋の役割=骨盤の水平維持
中殿筋は、片足立ちになった時に、骨盤が「ガクッ」と反対側に落ちないように支える筋肉です。
中殿筋が機能していないと、着地の瞬間に骨盤が安定せず、その代償として膝が内側に倒れ込むのです。
つまり、「膝が痛い」は結果であり、原因は「お尻が弱い」ことにあるのです。
セルフチェック (Self-Screening)
あなたの「ニーイン度」チェック。鏡の前でやってみましょう。
- 片足で立ちます。
- その片足だけで、ゆっくりと浅くスクワット(膝曲げ)をします。
- 判定:
- 膝のお皿がつま先と同じ方向(真っ直ぐ前)を向いている → 合格。
- 膝のお皿が、つま先より内側に入った → ニーイン(危険)です。
パルク式解決策 (The Solution)
ニーインを克服する、最強の地味トレ「クラムシェル」と「アブダクション」を紹介します。
Step 1. ヒップアブダクション(基礎)
まずは中殿筋を単独で意識させます。
- 横向きに寝ます。下の手は枕に、上の手は胸の前の床についてもOK。
- 上側の足を、これ以上上がらないところまで真上に上げます。
- 注意! つま先が上を向かないように。かかとから上げるイメージです。
- 体が開かないように、骨盤は床と垂直をキープ。
- お尻の横(ポケットの位置あたり)が熱くなれば正解。20回×3セット。
Step 2. クラムシェル(応用)
股関節の「外旋(外に開く)」機能を強化します。
- 横向きに寝て、両膝を90度に曲げます。
- かかと同士をくっつけたまま、上の膝をパカッと開きます(貝殻のように)。
- お尻のえくぼあたり(深層外旋六筋・中殿筋後部)に効きます。
- 骨盤が後ろに倒れないように注意して。20回×3セット。
【有料級】セルフケア・マニュアル (Action Plan)
【ランジ中のニーコントロール】
筋トレを実際の動き(ランニング)に繋げる練習です。
- 足を前後に大きく開きます(ランジ姿勢)。
- 前の膝を曲げて腰を落とします。
- この時、「前の膝がつま先より絶対に内側に入らないように」、鏡を見ながらコントロールします。
- わざと少し外側に膝を開くくらいの意識(ニーアウト)で行うと、中殿筋がしっかりと働きます。
これが無意識にできるようになれば、ランニング中の膝の痛みは激減します。
よくある質問 (FAQ)
Q1: インソールは効果がありますか?
A: はい、足裏のアーチが潰れている(扁平足)ことが原因でニーインすることもあるため、アーチサポートのあるインソールは有効です。ただし、やはり筋力(中殿筋)がないと支えきれません。
Q2: テーピングはした方がいいですか?
A: レース本番や、痛みが強い時には有効ですが、練習ではあまり頼りすぎない方が良いです。「自分の筋肉で支える」感覚を養うためです。
まとめ・行動喚起 (Conclusion & CTA)
「膝の痛みは、フォームからの警告」です。
痛み止めでごまかして走り続けると、半月板損傷など取り返しのつかない怪我に繋がります。
ランナーの皆さん、今日から練習の最後に「中殿筋トレーニング」を取り入れてください。
地味ですが、1ヶ月後には驚くほど足の着地が安定しているはずです。
「自分のフォームを客観的に見てみたい」「どこが弱いのか知りたい」という方は、当院のAI姿勢分析をご利用ください。
ランニング動作の解析や、スポーツ特化のリハビリメニューも提供しています。
▼スポーツ障害・パフォーマンスアップ相談はこちら
公式ラインからお問い合わせ







コメントを残す