はじめに:出産おめでとうございます。でも、身体が「交通事故」レベルになっていませんか?
こんにちは、袖ケ浦整体サロンパルクです。 まずは、ご出産おめでとうございます!
喜びも束の間、「腰が砕けそうに痛い」「股関節がグラグラする」といった不調に襲われていませんか? 実は、産後の身体へのダメージは、医学的には**「全治数ヶ月の怪我」**と同じレベルであると言われています。
単なる「筋肉痛」や「疲れ」ではありません。ホルモンと解剖学的な構造が劇的に変化しているのです。 今回は、世界的なガイドラインや医学論文に基づき、産後ママが知っておくべき**「身体の守り方」**を解説します。
1. 骨盤が緩む主犯格「リラキシン」のエビデンス
妊娠中から産後にかけて分泌されるホルモン**「リラキシン(Relaxin)」**をご存知でしょうか? これは、赤ちゃんが狭い産道を通れるように、骨盤をつなぐ強力な靭帯(じんたい)を一時的に緩める作用があります。
Kristianssonらの研究*1) によると、血中のリラキシン濃度と骨盤痛には相関があるとされています。つまり、**「骨盤がグラグラに緩んでいるから痛い」**というのは、気合いの問題ではなく生理学的な事実なのです。
この靭帯の緩みは、産後数ヶ月かけて徐々に戻りますが、その間の「不安定な時期」に無理な姿勢を続けると、骨盤が歪んだ状態で固定化されるリスクがあります。
2. 見落とされがちな「腹直筋離開」チェック
産後の腰痛の原因として、もう一つ重要なのが**「腹直筋離開(Diastasis Recti Abdominis)」**です。 妊娠中にお腹が大きくなることで、腹筋が左右にパカッと裂けてしまう状態を指します。
Boissonnaultらの報告*2) では、妊娠中の女性の約66%、産後すぐの女性でも高い割合でこの離開が見られるとしています。 おへその上下を指で押した時、ズブッと指が入る感覚はありませんか?
もし離開がある状態で、一般的な「腹筋運動(上体起こし)」を行うのはNGです。離開が悪化し、腰痛が治らない原因になります。ここを知らずに自己流トレーニングをして痛めるママさんが非常に多いのです。
3. 欧州ガイドラインが推奨する「安定化」のメカニズム
では、どうすれば良いのでしょうか。 「骨盤帯痛に関する欧州ガイドライン(European guidelines)」*3) では、骨盤の安定には以下の2つの要素が必要だとされています。
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Form Closure(フォームクロージャー): 骨や靭帯による構造的な安定(※産後はこれが弱い!)
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Force Closure(フォースクロージャー): 筋肉や筋膜による締め付ける力
産後はリラキシンの影響で「1」がボロボロです。だからこそ、**「2(筋肉の天然コルセット)」**を強化して補う必要があります。
当サロンでは、単にマッサージで緩めるのではなく、この**Force Closure(筋肉による補強)**を正しく機能させるための、産後特化型のアプローチを行います。
4. 袖ケ浦のママさんへ:1人で悩まないでください
「トコちゃんベルトを巻いているけど痛い」 「YouTubeの産後ヨガをしたら余計に痛くなった」
それは、あなたの身体の状態(離開の有無や骨盤のタイプ)に合っていないからかもしれません。 袖ケ浦整体サロンパルクでは、理学療法士が医学的な評価に基づき、あなたの骨盤に今何が必要かを判断します。
お子様連れでも大歓迎です。 **「ママの笑顔は、赤ちゃんの安心」**です。痛みを我慢せず、プロの手を頼ってください。
【参考文献】 1) Kristiansson P, et al. Serum relaxin, symphyseal pain, and back pain during pregnancy. Am J Obstet Gynecol. 1996. 2) Boissonnault JS, Blaschak MJ. Incidence of diastasis recti abdominis during the childbearing year. Phys Ther. 1988. 3) Vleeming A, et al. European guidelines for the diagnosis and treatment of pelvic girdle pain. Eur Spine J. 2008.







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