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病院は患者を作る。
こういったニュアンスの本って結構出ていますよね。
書店で見かけると、読まずにはいられません。
常識だと思っていたことが、考え方や視点の違いで、常識と思われない。
思想というのは自由で、常識においても、考え方や見る視点で違うのは、当然だと思います。
様々な情報が溢れている現代。
今後は、情報を持っていることが大事なのではなく、どう使うかが重要だと思います。
今回の記事は、情報をどう使うか、現代の治療の考え方について書いていきます。
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自分の考えは間違いだった?
自分が正しいと思ったことが、実は違っていた。
こういうことは、勉強しているうちによく経験する場面です。
でも、自分の思考や感情については、間違いはありません。
自分が正しいと思ったことは、自分が持っている情報や、環境によって導かれているはずだからです。
情報社会と言われている現代。
検索すれば、すぐに答えが出せる疑問も少なくないはずです。
情報をうまく活用できる環境を作っていきましょう。
認知症関連書籍
例えば、多く周りにいるはずなのに、情報を持っていない人が多いと感じるのが認知症。
私が最近書店でみかけた本はこちら。
2つとも認知症関連の本です。
認知症については、高齢化社会に伴い、患者数が増えています。
全国の65歳以上の高齢者について、認知症有病率推定値15%、認知症有病者数約462万人と推計 (平成24 年)。 また、全国のMCI(正常でもない、認知症でもない(正常と認知症の中間)状態の者)の有病率推定値13%、MCI 有病者数約400万人と推計(平成24年)。
出典元:http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000065682.pdf
平成24年の段階で、65歳以上の高齢者のうち、7人に1人が認知症。
今後、さらに増えていくことが示唆されています。
認知症についての知識は、上記に示した通り、増加することが示されているので、知識をつけておいて損はないと思います。
知識を持っているだけでも、認知症を持っている方との関わり方が、大きく変わるからです。
関わり方で、認知症の人の振る舞いは変わります。
その結果、介護負担や迷惑行動等が減ることも多いです。
患者本人、その周りの家族や介護者で、相互に良い環境作りをすることが望まれます。
こういった取り組みもあるので、ぜひ興味があれば目を通して見てください。
よりよい環境作りを、自分から行動していく。
でできることから、始めるのが大事だと思っています。
情報リテラシー
これも、話題のキーワード。
その業界の情報を、どれくらい持っているかについても大事ですが、どう使うかがもっと大事。
『情報リテラシー』
恥ずかしながら、最近この言葉を知りました。
情報をいかに集めるか、情報が集まる環境をどう作るか。
これが大事になってくると思います。
何度も伝えますが、得た情報をどう使うかが重要です。
情報が集まる環境を作るためには、アウトプットをして、まずは知ってもらう事が大事だと感じています。
得た知識を自分なりに解釈し、それを深めるためにアウトプットする。
知識をつけるには書籍を見る、人に教えてもらうのが一番だと思い、行動していました。
確かに知識をつけるのには、それで十分ですが、それだけだと情報を持っているだけになってしまう。
自分の知識として使うには、自分なりに解釈し、他者にも伝えられる形にならないと、勉強をしても意味がないと感じるようになりました。
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健康格差
これについては、これからさらに広がっていくように感じます。
知識を持っているかどうかで、正しい情報の判断が出来るからです。
特に健康習慣に関しては、日々の積重ねが大事です。
以前も健康習慣については記事にしています。
【人生100年時代】日々の過ごし方で寿命が決まる。プラスになる健康習慣。 – こちゃろぐ
どんな情報をもっているかは、ネットワークの発達によって、価値が少なくなっています。
これからは、情報を日々積み重ねていき、活用できているかが重要になってきます。
健康も誰かに作ってもらうものではなく、自分で積み重ねていくものです。
病気になる道へ、自分で選択しているのかもしれません。
もちろん、先天的な病気、外傷などは、病院で治療する方法が第一選択になると思います。
自分自身の生活を見直して、直せるところを修正していく。
それを積み重ねていくのが健康への近道です。
患者は患者になるべくしてなる
病院に行けば、診断名がつけられるので、治療をしてもらえます。
その治療の内容は、薬の処方、外科的処置、注射などなど。
症状に対しての治療をしてもらえます。
その治療によって、多くの人が救われています。
しかし、この治療の問題点は、症状のみにフォーカスを当てていることです。
根本的な病気になったプロセスに着目せず、治療を行うことがほとんどです。
症状のみにフォーカスを当てた治療では、病院に定期的に通うか、薬を飲み続けなければいけません。
薬を飲み続ければ、身体に負担がかかります。
その負担に対して、また薬の処方がされる。
薬剤が増えればその結果、身体への負担が強くなります。
多剤大量療法などと表現するようです。
もちろん、必要な場合もあります。
避けたいのは、訳もわからず薬を飲み続けること。
今は、薬のアプリなどもありますから、薬については簡単に調べられます。
自分の体への影響を知っておく。
処方されている薬についての知識をつけておくのは、損がないと思います。
医療において、『治療してもらう』という認識は、すぐに捨てた方が良いと感じています。
自分で健康を管理する。
まずは、自分自身で健康管理をする。
それでも難しい場合は、補助してもらうなど、他者の支援を受けるのがいいと思います。
何が良いかわからない方は、まずは何かを初めてみることをお勧めします。
その結果、なにかが得られるはずです。
健康については、ほかにも記事にしているので、以下で気になるワードがあれば、調べてみてください。
質問があれば、私が答えられる範囲でお答えします!!
わからなければ、一緒に勉強しましょう!笑
メタボは気持ちも変える 適正体重は幸せへの近道 – こちゃろぐ
幼少期から病気の予防 未来のリスクが分かるかも – こちゃろぐ
脳細胞が増える? 脳細胞は減るだけじゃない。 『注目ニュースと脳細胞に良い習慣3つ!』 – こちゃろぐ
とりあえず、3つあげてみました。
アドバイス、意見、異論・反論、大歓迎です。
頂いた情報が良い刺激になります。
『健康意識』
正しい情報を、うまく使える環境づくりをしていきたいです。
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治療が正しいとは言えない?
最近も癌治療に対する新しい方法が発表されていましたね。
免疫を使用して癌治療を行うようですね。
これによって救われる人は多くいることでしょう。
しかし、この癌治療。
研究によると、治療によって伸ばされた寿命の期間は必ずしも良いわけではない可能性が出てきました。
医療の中で良く出てくるワード。
QOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)は人生の質という風に訳されます。
この人生の質の向上を目的に、リハビリテーションの提供を行うのですが、人生の質は人により異なります。
そのため、患者の支援はとても難しいものなのです。
このQOL(人生の質)は果たして治療によって改善するのか調べた研究がこちらです。
癌治療の臨床試験では、無増悪生存期間(PFS)が主要評価項目に設定される場合が少なくない。カナダMcMaster大学のBruno Kovic氏らは、PFSの延長が患者の健康関連QOL(HRQoL)の改善につながるかどうかを検証するために、系統的レビューと定量的分析を行ったところ、PFSとHRQoLの間に有意な関係は見いだせなかったと報告した。分析結果は、JAMA Intern Med誌電子版に2018年10月1日に報告された。
出典元:
無増悪生存の延長はQOLの改善に直結しない:日経メディカル
癌の治療においては、再発のリスクなども心理的にも身体的にも負担がかかります。
その状態であると、癌が進行しないにせよ、不安な気持ちは改善されないのでしょう。
人生において、何を目的にしていくかが、治療と別に必要になってくる。
このことが示唆される良い研究だと思います。
目的を持って行動する重要性を再認識しました。
それでは最後までありがとうございました。
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