【医学的検証】なぜ「頭を冷やす」と泥のように眠れるのか?睡眠薬に頼る前に知るべき「脳の温度管理」

​「枕を変えたのに眠れない」のは、素材のせいじゃない

​こんにちは、袖ケ浦整体サロンパルクの古茶です。

「オーダーメイド枕を作ったのに、夜中に目が覚める」

「高い低反発枕を買ったけど、首が蒸れて暑い」

​当サロンには、睡眠難民となった患者様からこのような相談が絶えません。

高さや硬さは合っているはずなのに、なぜ熟睡できないのか?

​医学的な答えはシンプルです。その枕が**「脳を冷やせていないから」です。

今回は、睡眠の質を決定づける「深部体温(脳の温度)」**のメカニズムと、理学療法士が推奨する「頭寒足熱」の科学について解説します。

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​1. 脳は「冷える」とシャットダウンする

​私たちは、どのようにして眠りにつくのでしょうか?

最新の睡眠科学では、**「深部体温(内臓や脳の温度)が急激に下がった時に、強力な眠気が発生する」**ことが分かっています*1)。

​パソコンやスマホと同じで、脳も一日中働くと熱を持ちます(オーバーヒート)。

この熱を放熱し、脳をクールダウンさせないと、自律神経は休息モード(副交感神経優位)に入れません。

つまり、「頭が温かいままの睡眠」は、脳にとって休憩になっていないのです。

​2. 「ふかふか枕」の落とし穴

​ここで問題になるのが、一般的な「ウレタン素材」や「綿」の枕です。

これらは保温性が高すぎるため、冬は暖かくて良いのですが、頭の熱を逃がすには不向きです。特に夏場や、暖房の効いた部屋では、枕と接触している後頭部に熱がこもり、**「脳のサウナ状態」**を作り出してしまいます。

​これが、夜中に何度も目が覚めてしまう(中途覚醒)の大きな原因の一つです。

​3. 理学療法士が注目する「六角脳枕」の冷却構造

​そこで私が注目しているのが、**「六角脳枕」**のような冷却機能を持った枕です。

この枕には、保冷材のような「冷却ジェル」が組み込まれており、寝返りを打つたびに頭の熱を吸い取ってくれます。

​「頭を冷やして、足を温める(頭寒足熱)」

これは東洋医学の古い言葉ですが、現代の生理学的にも理にかなっています。

​頭を冷やす: 脳の代謝を下げて、休息モードへ。

​足を温める: 手足の血管を広げて放熱を促す。

​この2つが揃った時、人は「気絶するように」深い眠りにつくことができます。

​4. まとめ:睡眠は「根性」ではなく「温度管理」

​「明日も早いから寝なきゃ」と焦れば焦るほど、脳は興奮して熱くなります。

必要なのは努力ではなく、物理的に**「脳を冷やす環境」**です。

​もし今、寝付きの悪さに悩んでいるなら、枕の「高さ」だけでなく「温度」を見直してみてください。

それは、高級なマットレスを買うよりも、劇的に睡眠を変える投資になるかもしれません。

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​【主な参考文献】

1) Murphy PJ, et al. The relationship between temperature regulation and sleep. Sleep Med Rev. 2006.

2) Okamoto-Mizuno K, et al. Effects of thermal environment on sleep and circadian rhythm. J Physiol Anthropol. 2012.

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