痛みは消えたのに、また再発する理由
(※当サロンによくある相談ケースです)
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主訴: 年に2〜3回、重い物を持った瞬間にぎっくり腰になる。「癖になっている」と感じる。
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経過: 整形外科で湿布をもらって安静にすると1週間で治るが、忘れた頃にまたやってしまう。
「ぎっくり腰は癖になる」とよく言われますが、これには明確な医学的理由があります。 それは、腰を支えるインナーマッスル**「多裂筋(たれつきん)」の機能不全**です。
脳が筋肉を「OFF」にしたまま忘れている
研究によると、強い腰痛を経験した後、痛み自体が治まっても、深層にある多裂筋の活動は自動的には回復しないことが分かっています*1)。 つまり、痛みは取れたけれど、腰を支えるコルセット筋肉のスイッチが「OFF」になったまま生活している状態です。
この状態では、背骨がグラグラと不安定です。 そのため、ふとした動作(くしゃみや洗顔)で関節に過剰な負担がかかり、再発(グキッ!)を繰り返してしまうのです。
パルクの提案:「脂肪」に変わる前にスイッチを入れる
さらに恐ろしいことに、使われない多裂筋は次第に萎縮し、**「脂肪」**に置き換わってしまうことさえあります(脂肪変性)。 こうなると、慢性腰痛への道一直線です。
当サロンでは、ただ腰を揉むだけでなく、理学療法士が背骨のキワをミリ単位で触診し、サボっている筋肉を特定します。 その上で、**「多裂筋にピンポイントで力を入れるトレーニング」**を行います。
「あ、腰の奥が熱くなる感じがします」 その感覚があれば、スイッチが入った証拠です。
「もう二度とあの痛みを味わいたくない」 そう思うなら、痛くない時期にこそ、再発予防のアプローチが必要です。
【主な参考文献】 1) Hides JA, et al. Multifidus muscle recovery is not automatic after resolution of acute, first-episode low back pain. Spine. 1996.







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