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今までに骨折の方のリハビリを何人も見てきました。
骨折したばかりの人、手術して痛みがほとんどないけど動かない人。
中には聞いてみると痛みが数年続いている人など。
この骨折してから痛みが数年続いている人というのは、かなり多いんです。
骨折したからしょうがないと我慢し続け、何をしても治らない。
その結果、さまざまな二次障害を引き起こすことにもつながりかねません。
構造そのものが崩れてしまう、器質的障害なら痛みが持続するのはある程度理解できます。
しかし、骨折が治癒して、機能的にもそこまで影響がないものであれば、その痛みは改善出来る物なのかもしれません。
長年続く痛みの原因は、もしかしたら姿勢が原因かもしれません。
今回は、痛みが続く原因が、なぜ姿勢なのかについて書いていきます。
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痛みの発生機序
痛みの発生は受容器と脳の機能が働くことによって出現します。
受容器と脳
この二つがうまく機能することで、痛みの需要をしているわけです。
そのため、痛みを感じているのは正確には、脳なんです。
よくテレビで、脳が原因の痛みというふうな表現をすることがあるのは、こういったものから来ています。
この受容器は体のどの箇所にも満遍なく、張り巡らされています。
この受容器の信号を脳に送るのが感覚神経です。
以前にも書いた神経の発達の仕方。
質の高い筋肉には何が必要?筋肉量増加につながるポイント、今日から始めたいボディワーク! – こちゃろぐ
神経回路は、使えば使うほど強化されていきます。
そのため、痛みが続く状態が続けば続くほど、痛みを脳に届ける受容器・感覚神経が強化されてしまうんです。
骨折での痛みは何が原因か。
骨折の痛みは、骨自体の変形や構造の変化によって痛みが出現します。
また、その周囲にある神経や筋肉の損傷、ほかの組織でも痛みが発生します。
そのため、骨折の痛みは骨だけが原因ではないことが多いんです。
痛みが続く原因が骨だけであれば、骨の治癒がされれば痛みが治るはずです。
しかし、骨折をしたと同時に損傷した組織が原因で痛みが続くこともあります。
これが長年続く痛みの一つでもあるわけです。
手術して治るのは、痛みを発生させる骨の位置を整復したことによって、侵害されていた組織のみです。
それ以外はいくら手術をしても、原因が改善されないため、痛みが長引いてしまうわけです。
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骨折で〇〇がずれる。
痛みが好きな人っていますか。
おそらく一部の人を除いて、痛みというのは無条件にマイナスの感情を引き起こすはずです。
痛みは、発生した直後から体が勝手に反応し、避けようとします。
【痛みは仲間?】痛みについての認識を変えよう。考え1つで慢性疼痛が軽減していく。 – こちゃろぐ
この痛みから避けようとする行動。無意識に起こったり、意識的に避けていたりと様々です。
そのため、骨折や外傷が起こった後にも、この避けようとする動きが残ってしまうことがあります。
これが、長年続く痛みの原因だったりします。
骨折でずれるのは骨の位置じゃなく姿勢というわけです。
痛みから体を解放し体を整える。
痛みが長年続いている人は、その痛みから体を解放させる必要があります。
痛みが続いている人は、先程書いたように、痛みを届ける神経回路が強くなっている可能性があります。
そのため、まずはその神経回路以外を使ってあげる必要があります。
え?なにをすればいいの?
大丈夫です。簡単なことでいいんです。
痛みを届ける神経回路と別のことを行えばいいだけですから、なんでもいいんです。
その中でも、痛みが出ない運動、行動がおすすめ。
熱中できるものがあれば、痛みを忘れて行動できるはずです。
私のおすすめは深呼吸。
深呼吸(腹式呼吸)の方法
自分のどこが緊張しているのか、どこが動いていないのか。確認しながら深呼吸をするだけでも体がかなり軽くなります。
呼吸をする胸郭は、姿勢においてもとても重要な役割があり、体に多くの恩恵をもたらしています
。
加齢に伴う軟骨の変化。ファイテンネックレスの効果を結合組織から理論化 – こちゃろぐ
もう一つは首の位置を整えること。
体のバランスをとる際には、頭でバランスを取ることが多いです。
そのため、ずれた姿勢を改善するには頭の位置を整えるのが良いです。
それでは、最後までありがとうございました。
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