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糖尿病に対してはどんなイメージを持っていますか。
太っている人がなる疾患。
生活習慣が偏ってしまった結果。
しょうがない、どうしようもなくなってしまう疾患。
こんな感じでしょうか。
中には全然知らない人もいると思います。
今回は、糖尿病についての簡単な説明とニュース紹介です。
最近話題の老化に関係する『AGEs』についても書いています。
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発症機序
ご存知の方は飛ばしていただいても構いません。
次の見出しから読み進めてください。
糖尿病には一型と二型があります。
病態生理としては、インスリンの作用が上手く行えなくなった状態を総称して、糖尿病と言います。
体を動かすエネルギーは吸収したのち、体に使うため血糖の取り込みをしなくてはなりません。
その時に必要なのが、インスリン。
インスリンは、糖反応性に分泌されます。
血糖を取り込み体を動かすエネルギー源と働けるようにするのです。
単純にいうと一型と二型の違いは以下
一型糖尿病
インスリンの分泌が上手くいかなくなった状態
2型糖尿病
インスリンの分泌が少ない、上手くインスリンを作用させることが出来なくなった状態
詳しくは専門サイトに譲ります。
糖の摂取の問題点
これは、AGEsがキーワードです。
AGEsに関しては以前にも記事にしていて、体の柔らかさにも影響しています。
AGEsは、『糖とタンパク質が加熱されて出来たもの』とされています。
調理する過程や、エネルギーとして使われなかったものが、体に蓄積されていきます。
これは、老化を進める物質として、知られています。
AGEsの蓄積が老化につながるのであれば、気にしている方は、摂取を控えていきたいですよね。
特に、高熱処理、ながーく火を通したものなどは、どれくらいのAGEsなのかを、一度確認してみるといいと思います。
私の好きなローストビーフも高AGEsの食品なんです、、、
気にしているのと、気にしていないのとでは生活が変わってきます。
ただ、あくまで、高AGEsのものを控えるよう意識するだけでいいと思います。
全て気にしていると、本当に食べるものがなくなってしまいます。
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AGEsの骨への影響
AGEsは、軟骨基質を変性させることが知られています。
また、骨に沈着すると、ミネラル成分を吸収できなくなるそうです。
骨の代謝が上手く行えず、スカスカの骨になってしまいます。
つまり、骨粗鬆症の状態です。
これは『いつのまにか骨折』にもつながります。
骨がすかすかの状態だと、軽微な外傷でも骨折を引き起こすのです。
また、AGEsはコラーゲン成分の間に架橋結合を作ります。
その結果、骨の剛性が高くなってしまいます。
え!?
固ければいいじゃん。
そう思うかもしれませんが、物質には様々な物性があります。
剛性が高いだけでは、すぐに壊れてしまうのです。
剛性のほかに、適度な弾性も必要なのです。
変形して戻る力が必要なんですね。
以上の結果、骨の変形が進んだり、骨折を引き起こします。
変形が進むことで、ストレスが集中して、自由度がなくなるので、痛みにつながります。
患者さんで、甘いものが好きな人がいたら注意した方がいいかもしれません。
糖尿病とAGEsの繋がり。
健康への意識を持つことは、今後もっと大事になってきます。
【病院は患者を作る!?】日々の積み重ねが健康を作る! – こちゃろぐ
そして、食事の大切さ。
運動と食事は長生きの基本【研究結果からみるロジック】 – こちゃろぐ
上記で説明した、骨への影響。
コラーゲン成分に影響を与えることは、皮膚にも同様に言えます。
AGEsの蓄積で、硬い皮膚。
つまり、張りのない皮膚になってしまうのです。
老化なんて俺は関係ない!
こういう人もいるかもしれません。
でも痛いのは嫌ですよね。
張りの無い皮膚、伸張性の低い組織には大きなストレスがかかります。
ストレスの蓄積が組織の損傷等にもつながります。
それが痛みにも関連してきます。
糖尿病の人があちこち痛がる。
体が硬い原因もこれが要因の1つでもあります。
また、疾患をいくつも持っている理由の1つであるといえるでしょう。
そもそも、代謝性の疾患なわけで、あらゆる疾患を引き起こすリスクがあるわけです。
注意して生活していきたいものですね。
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糖尿病患者に癌のリスクも?
ニュース紹介です。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/iwaoka3/201805/556015.html
出典元:日経メディカル
糖尿病との関連について、このように示しています。
2型糖尿病では、ブドウ糖を筋肉や脂肪に取り込むホルモンであるインスリンの働きが悪くなるため(インスリン抵抗性)、膵臓が大量のインスリンを分泌します。つまり、インスリン抵抗性によって、高インスリン血症になります。高インスリン血症は、インスリン様増殖因子(IGF)結合蛋白を減少させ、結果としてIGFの活性を上昇させて細胞増殖や、アポトーシスの抑制など癌の発生・進行を誘導します。
出典元:日経メディカル
アポトーシスとは、決められた細胞死。
不必要な細胞を抑制する能力のことです。
細胞増殖を促し、不必要な細胞の死を抑制する。
これが原因で、癌になるリスクが高くなることを示唆しています。
運動については、多くの記事を書いているので参考にしてください。
メタボは気持ちも変える 適正体重は幸せへの近道 – こちゃろぐ
本来持つ力で治す『脳はいかに治癒をもたらすか』 – こちゃろぐ
糖尿病の人、健康に気をつけたい人にとって、良い情報であれば幸いです。
最後までありがとうございました。
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